従来の技術(または機能)との相違点と特徴
現在のJ2EEに代表されるWAS環境は、エンタープライズ・システムを構築する上で不可欠な機能群を有しており、非常に優秀であるミドルウェアだと言えます。しかし、その便利さゆえに、プログラム開発者などに、重荷を背負わせる結果となり、開発状況や人材育成を困難なものにしています。
そこで、JRcServerは、J2EEに代表される既存のWAS環境において、不便であると考えられる条件を以下の内容によって克服しており、さらに、Webコンテナを選択できることで、各々が、得意な慣れた環境で利用することができます。
-
(1) プログラム開発者に負担をかけず、本来の機能にのみ、集中できるようにする。
-
JRcServerは、J2EEの優れている内容のみを継承し、プログラム開発者に負担をかけず、本来の機能に集中できるような、環境を提供しています。これによって、作成者は分散環境であることを、意識する必要がなく、通常のスタンドアロンプログラムと同様に、機能を実装できるようになります。
-
(2) スマートな設計/開発を重視できる。
-
エンタープライズ・システムでは、多種多用なソフトウェアを利用しますが、個々の関係に対して、実装を行うことは、非効率的であると考えています。そこで、JRcServerは、下記図「JRcServerを用いた大規模環境例」のように、データベースやメインフレームなどを隠蔽し、呼び出し側が、全てJRcServerを経由することもできるようにします。これによって、スマートな設計/開発が行え、開発時や保守管理などの、コストパフォーマンスが向上します。
-
(3) Webコンテナを自由に選択できる ( JRcServerはPHPを推奨します。)
-
J2EEはServletやJSP[Java-Server-Page]、IIS[Internet-Information-Server]はASP[Active-Server-Page]のWebコンテナを有しています。そして、Webコンテナとエンタープライズ向け機能(J2EEの場合、EJB,JNDI,JMS,JTAなど)を、ワンセットとしたイメージが定着しており、実際に、これらを切り分けて利用する事は、あまりありません。これは、分散環境がORBであることから、別のWebコンテナから呼び出したくても、簡単には呼び出せないことが、原因であると言えます。
JRcServerは、多種多用の環境から利用できるため、同じJava言語で作成されたWebコンテナ( たとえば Tomcat )だけを、ターゲットとしているわけではありません。Webコンテナを有する環境であれば、ParlやRubyやPHPなどのCGI環境でも利用出来ます。
その中で、PHPはWeb専用のスクリプトで、初心者にやさしいことから、現に多くの開発者が存在しています。
そこで、PHPと同じ要素を持つJRcServerと組み合わせることで、従来のエンタープライズ・システムとしてのWebアプリケーションの開発手段である、JSP(orServlet)+EJBと比較して、多くの人材を集めやすく、ページ毎の開発がスピーディになることから、飛躍的に開発効率が向上します。これらの理由により、JRcServerを利用するWebコンテナは、PHPが一番適していると判断し、推奨します。
-
(4) コンポーネントヘルプの存在が、開発時や、保守管理時に役立つ。
-
JRcServerのコンポーネントには、Unixのmanコマンドのような、ヘルプ閲覧機能が存在します。この機能の存在により、開発時において、登録状況の確認や、利用方法の参照を、テキストコンソールから直に行うことができます。また、保守管理時においても、開発時と同様に、最新のコンポーネントが登録されていることの確認や、利用方法の参照を、テキストコンソールから直に行うことができます。
このことから、コンポーネントヘルプ機能は、開発時や保守管理の手助けとなる、1つのアイテムになります。
このようにJRcServerは、上記内容のようにプログラム作成者に対して、やさしく、受け入れやすいミドルウェアであることから、エンタープライズ・システムを、現在より多くの人数で構築することができます。そして、JRcServerは既に経験のある、自分好みのWebコンテナを選択できるため、得意な環境でWeb開発を行うことができ、慣れない環境で作業する事と比べると、開発効率が大幅に向上します。
|